日本航空 /「一番新しいJAL」 PRキット
すべてのクラスに新しいシートを搭載した、新しい機体が就航する。まさにJALにとって十数年に一度あるかないかという巨大プロジェクトに向けて、私たちの創出したコミュニケーションワードは「一番新しいJAL」。新シートの開発途中からプロモーションの準備をスタートしたので、シートと機体はすべてCGで制作。「登場感」と「高級感」を最大化するフルCGのプロモーションムービーを中核とした「PRキット」を開発しました。
完成前にシートを可視化したPRキット
あらゆる角度からシートの魅力を伝えるパンフレット、フルCGムービーのDVD、そして新しいJALのボーディングミュージックを収録したCD。これらを1冊のブックレットにセットしたPRキットに、ご挨拶状をテーマカラーであるブラウンゴールドのリボンで結び「一番新しいJAL」の発表会で配布。顧客の方々にも郵送されました。
2009 Stevie Awards Grand Prix
フルCGムービーはJALのスペシャルサイトに掲載され、その後ムービーの一部を再編集したTVCMもオンエアされました。
広告展開
新シートの機体は、数ヶ月の時間をかけて徐々に導入路線を拡大する。そこで、私たちは最初の欧州線導入時から一貫したコンセプトで広告展開を考えました。新開発されたシートがどんなにすばらしいものでも、“お客さまはシートで渡航先を選ばない”ということです。新シートの導入されていない路線を利用されるお客さまに、シートのすばらしさを訴求してもマーケティングコストの無駄。それよりも導入路線(渡航先)を、徹底的に訴求することに注力したのです。
未導入路線のことは考えない、しかし、導入路線を渡航先としている、もしくはこれから渡航する予定のあるお客さまに対して、JALを選択候補の1番にする。大きく渡航先をあしらった交通・屋外広告は多くの場所で展開され、中でも東急東横線渋谷駅ホームや銀座の百貨店での事例は、規模も大きく注目を集めた広告展開となりました。
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